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7月第三週の土日

人見神社の例祭では、当社特有の特殊神事である「御衣替神事」神馬奉納神事」を執り行ないます

御衣替神事

御衣替神事は、神社の真菰田で栽培した真菰で神衣を調製し、三神に着せ替えもうしあげる行事です。
潔斎と開始奏上ののち、翌日の午前一杯までかけて調製を続けます。

そして同日午後、新調の神衣を小糸川の垢離取り場で清め、その夜、浄闇のなかで宮司・社家一同が声も立てずに着せ替えを行ない、特殊神饌を供えます。
進行の様子は大太鼓で外に伝えられ、神人一体、幽玄の世界へと参拝者を導きます。
前年の旧い神衣は拝殿前で焚き上げ、その灰を参拝者は妙薬として頂戴して帰ります。

神馬奉納神事

例祭日は神馬奉納神事を執行します。
旧17ヵ村の氏子や馬主、奉仕者らはすでに小糸川での神馬の水垢離、鳥居までの往復、奉納式などの儀を済ませています。
そして当日午前、石段下に神馬が到着し神輿に続いて石段を駆け上り、拝殿に躍り込みます。

馬を東回りに外へ誘導するのが口取りらの腕の見せ所で、さらに西回りに社殿を回らせ亀石につなぎます。
東回りが上手くいくと、その年は豊作とされます。

神馬奉納に続いて手打式を行ない、馬主は神主から授かった御幣を鞍に結びます。
このあと神輿と神馬は、お浜出の儀式へと向かいます。

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