社殿改修にあたり
御奉賛のお願い
平成30年に発足した人見神社再建五十周年記念境内総合整備事業は、令和2年7月に第一期本殿塗装及び美装の工事が完了致しました。
道すがら、平成から令和への御代替わり、関東とりわけ我が千葉県を襲った台風15号・19号の甚大な被害に遭いながらも、事業の足掛かりとなる第一期工事の竣工が見られた事は、皆様のお志なくしては成し得なかった大きな第一歩であります。
人見・神門・大和田を始めとする宮元の氏子の皆様、我が十七ヶ村の氏子の皆様、近隣企業の皆様の御陰あってこそと、深く感謝申し上げます。
当社は、現在の小糸川沿い一帯をはじめ、上総國周准郡を治める総鎮守であります。
戦後の高度経済成長期、製鉄所の開所、それに伴う大幅な人口増と、大きく変わりゆくこの君津・富津の人々の暮らしと常に共にあり、絶えず皆様の家内安全と人生の幸福を祈ってきました。今回の改修に際しまして、「先ず第一期改修の主軸は近隣氏子の力で」という委員会の方針の下、宮元の各家庭の皆様には大きなご負担を乗り越えて頂きました。
改めて感謝申し上げます。
さて、令和元年の年の瀬より猛威を振るい始めた新型コロナウイルスの影響は、我々改修事業委員会の進捗にも色濃く影を落としました。世界規模の伝染病という、現代に生きる我々が直面した事のない災厄を前にして、世界の宗教者達がそうしたように、我々も募財活動を停止し、先ず世の天下泰平、人々の暮らしの様が一日も早く元に戻りますよう祈念専一して参りました。
古代より、病を癒す、という点において、宗教と医療は両輪のような働きをしてきました。医学が十分に発達しておらず、有効な治療法を確立していない時代は、宗教がその分野に大きく関わっていましたが、現代においては、感染のメカニズムとして「人が集まる事でクラスターが生まれる」と判明した事により、信仰を共有する仲間が集まり、ともに神仏に祈りを捧げるという行為が出来なくなりました。
元々疫病除けとして始まったはずの京都祇園祭でさえ、山鉾行事の中止等、疫病に対して宗教の力を発揮する機会が奪われたと言っても過言ではありません。神社仏閣の施設閉鎖、参拝時間の制限、祭りや各種行事の中止が相次ぎ、悪病平癒という役目のみならず、「心の拠り所」「地域の仲間の繋がり」として機能していた神社の役割も薄れてしまいました。
今は終息を見せているこのウイルスも、過去の感染症を引き起こしてきたウイルスや細菌達がそうであるように、完全な撲滅は不可能であり、流行を繰り返すでしょう。私たちは、ウイルスと共存していくしかありません。日本は、ウイルス以外にも地震や風水害に見舞われ易い国でもあります。台風や大雨を無くす事は出来ず、それは科学や技術が発達しても変わる事はありません。
私達は、日毎進歩していく科学や思想学術、文明の中で生きています。変わりゆく世の中で、神に手を合わせる時はどういった瞬間でしょうか?その人の自助努力を超えた先に、神への祈りがあると考えます。人事を尽くして天命を待つと言いますが、もうこれ以上やりようがない、自分に出来うる事は全てやり尽くした、そこから先は神の領域であり、祈る他に術はないのでしょう。
私達の望む社会は、遠き神代の頃から変わる事のない「人々が平和に暮らせる社会」です。
平安時代より続くこの人見神社にも、多くの先人達が家族の幸せや村の平和を願い、日々を懸命に生き、この山頂で手を合わせてきたはずです。創建より1053年、数多の災害や伝染病にも遭ってきたことでしょう。それでも尚、この令和の世に「社殿」というカタチが受け継がれ、人々からの「祈り」、神からの「加護」という双方の連動性を確かなものとして維持しています。それは一朝一夕では決して生まれない、この周准郡の歴史と人々が生み出した掛け替えのない財産です。
歴史の厳しい淘汰の中で残った物には、必ず意味と価値があります。私達は、後世へそれを伝え残す責務があります。どうかお気持ちのある皆様方のお力添えにより、この人見神社がよりよい形で未来へと繋がっていく事を切に祈念致します。
何卒、ご理解ご協力をお願い申し上げます。
令和六年一月吉日
人見神社再建五十周年記念
境内総合整備事業委員会
人見神社宮司 宮嵜 慎
人見神社再建五十周年記念
境内総合整備事業委員会
(順不同)
人見神社
宮司 宮嵜 慎
|顧問|
衆議院議員 浜田靖一
君津市市長 石井宏子
君津市商工会議所会頭 榎本光男
元千葉県神社総代会副会長 秋元秀夫
君津市市議会議長 小倉靖幸
|実行委員長|
守 廣司
|副実行委員長|
日本製鉄㈱ 東日本製鉄所 君津地区
旧十七ヶ村氏子総代
人見自治会長
神門自治会長
大和田自治会長
大和田団地自治会長
獅山会
人見神社氏子総代
|常任委員|
石井宣夫 髙橋 勇 斎藤綾夫
守 勝 守 吉男 高浦和則 向井三男
川﨑 弘 川名正志 天笠敏進
榎本雅和 鳥居正寛 鳥居雄輔
守 八郎 石井智浩 石井正二
|監査|
平野 清 平野公三
|会計|
守 吉男 向井三男
|事務局|
宮嵜奈々子 石井伯幸
人見神社再建五十周年記念境内総合整備事業計画
現在の社殿は、先人達が敬神の証として、今から52年前の昭和46年(1971)に耐震耐火構造で建造したものです。
一般では約20年での社殿の塗り替えが通例ではありますが、永い歳月を経た今日では老朽化が進み、神社の尊厳護持にも影響を及ぼすと共に、神徳の発揚までもが損なわれる恐れを感じます。
第一期
令和2年7月工事完了
総工費 18,360,000円
◎本殿の改修
◎本殿塗装及び美装
その他付帯工事
第一期工事の社殿塗り替えは無事完了し、鮮やかに塗り替わりました。
当社へ詣でる際に獅子山の急な参道を登りきり、最初に目に入るのは、この目の覚めるような「朱色」でしょう。大きく天にひろがる空の青と、木々の緑との調和の取れる「朱」を求め調整を重ねました。
又、社殿正面の両柱下部に巻き付けた化粧金物である「沓巻」は、金属工芸品を専門に取り扱う職人に依頼した金梨地となっております。この朱と金に、部分的に緑や青の色を加え、極彩色のあしらいと致しました。
例年7月の当社例大祭前夜には、「御衣替神事」と言う、三体の御神像に巻き付けている神様の衣類である薦(こも)のお取替えをいたします。およそ50年振りとなる、「塗り替え」のご社殿の衣替、大神様もご嘉納の事でしょう。
第二期
令和7年着工予定
◎御社殿屋根の葺き替え工事
その他付帯工事
第二期工事は、御社殿屋根の葺き替えを行います。
今回、伝統建築にふさわしい日本製鉄の緑青発色チタン材を採用し葺き替えを行います。
まだ目標金額へは届いていない状況です。
お気持ちのある方は、神社授与所や口座振込からでも随時奉賛を受け付けておりますので、ご協力をお願い申し上げます。
【緑青チタンの採用】
日本製鉄による緑青発色チタンにおいては、高い耐食性と意匠性を両立し、屋根の機能性と美しさを半永久的に持続できる点を高く評価させていただき、採用に至りました。また、軽量化による耐震性向上に加え、維持管理の負担軽減も期待されます。色は銅板屋根の緑青と呼ばれる錆の色に寄せた青緑色となります。
第三期
着工未定
◎歩きやすい表参道
その他付帯工事
社殿から伸びている石畳の敷き直しを検討しています。
杖をついてお参りに見える高齢の方、車いすで見える障害をお持ちの方、慣れない履物と着物で一生懸命歩いて来てくれる七五三の子供たち。
境内の石砂利を全て石畳には出来ませんが、正面参道、短距離ですが駐車場へ繋がる道、社務所への道を敷き直し出来れば、歩きにくさに気持ちを削がれる事なく、穏やかに参拝頂けるかと考えております。
第二期工事概要
- 御社殿屋根の緑青チタン葺き替え工事
- その他付帯工事
- 改修金額 金 73,731,000円
施工 栃木県宇都宮市平出工業団地38-52 株式会社カナメ
見積額 ※株式会社カナメでの見積もりです
本殿屋根 金 51,971,000円
※価格高騰により令和5年に10,175,000円増額しております
本殿増築工事(目標)金 21,760,000円
※価格高騰により令和5年に1,760,000円増額しております
第三期工事概要
- 表参道改修
- その他付帯工事
- 改修金額 金 6,000,000円也
施工 千葉県富津市新井615番地 有限会社青木石材店
見積額 ※有限会社青木石材店での見積もりです
人見神社再建五十周年記念境内総合整備事業にあたり、奉賛募金にご協力をお願い申し上げます
氏子崇敬者の皆様のお力添えにより、本殿改修工事建設費用のご奉賛を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
|二期・三期事業概要|
◎ 奉賛募集実施期間
令和6年より令和7年
◎ 事業予算
79,731,000円
◎ 奉賛募金目標
40,000,000円
|募集概要|
【募金の名称】
人見神社再建五十周年記念境内総合整備事業 奉賛募金
【募金の目的】
人見神社再建五十周年記念境内総合整備事業に要する資金
【奉賛金使途】
御社殿屋根の緑青チタン葺き替え(第二期工事)、参道改修(第三期工事)
◎ 募金事務局所在地
〒299-1147 千葉県君津市人見892
◎ 電話 0439-52-5008
◎ FAX 0439-54-9493
◎ 募金担当責任者
人見神社 宮司 宮嵜 慎
◎ 募金の管理
境内総合整備事業委員会が人見神社再建五十周年記念境内総合整備事業予算を設定し奉賛金の金額を受け入れると共に、工事費その他の支出に充てます。
◎ 募金の受付
奉賛募金申込書に必要事項をご記入いただき、募金事務局へ郵送、若しくはファックス、Eメール送信後、以下の金融機関へのお振込願います。
必要事項をメールフォームにて送信頂き、指定の銀行口座にご送金ください。
振込先銀行口座
JAきみつ周西(すさい)支店
店舗番号 4909-008
口座番号 普通 0047565
人見神社再建整備事業委員会
ご奉賛のお申込み
および払込みの方法
□社頭奉納(直接神社に持参)
□社頭奉納(氏子区域担当者を経由)
□銀行振込
□現金書留
□その他お申し込み(電話/ホームページ)
※奉賛金の納入方法は一括または分割のいずれでも結構です。
※神社へ直接お納めいただく場合は、人見神社授与所へご持参ください。
※その他ご不明な点は、人見神社・社務所へお問合せください。
法人 一口 壱萬円
個人 一口 五千円
芳名は神前に奉告し、永久に保存いたします。下記の御奉賛に対する優遇を御覧ください。詳しくは社務所までお尋ね下さい。
○宮元である人見・神門・大和田の氏子家庭は〈一口3万円(一括・分割可)〉を奉納させていただきました。
○十七ヶ村の氏子家庭の皆様については各々地区の氏神様をもち護持運営をされている関係上〈一口5千円〉とします。
○一般の方にもお気持ちがありましたら〈一口5千円〉のご寄付をお願いいたします。
※口数に応じて記念品贈呈・芳名境内掲示等させていただきます。
御奉賛に対する優遇
御奉賛金額 | 神前奉告 | 感謝状 | 記念品 | ご案内 |
---|---|---|---|---|
50万円以上 | 芳名を神前に奉告し、芳名帖へ詳細記録、 本殿内に安置し永久に保存。 加えて、境内芳名板(金属製もしくは石碑)へ奉賛額・氏名若しくは社名をレーザー刻印にて永示。 |
⚪︎ | ⚪︎ | 奉祝行事 |
10万円以上 | ー | ⚪︎ | 奉祝行事 | |
5万円以上 | ー | ⚪︎ | 奉祝行事 | |
3万円以上 | 芳名を神前に奉告し、芳名帖へ詳細記録、 本殿内に安置し永久に保存。 加えて、境内芳名板(木製)に可能な限りの期間掲示。 |
ー | ー | ー |
5千円以上 | 芳名を神前に奉告し、芳名帖へ詳細記録、 本殿内に安置し永久に保存。 |
ー | ー | ー |